実家の空き部屋に荷物を置きっぱなしに!片付ける方法は

2021年1月22日更新

子どもたちが進学や就職、結婚をして独立したものの、荷物は置いたままでその対処に悩む親御さんが多いようです。
たいていの親世代は、少しでも元気なうちに不用品を整理しておきたいと思っています。
しかし、子ども世代が暮らす手狭な住まいに荷物を送りつけるのも気が引け、結局何年も置きっぱなしの状態が続いているのが現実のようです。
この記事では、実家に置きっぱなしの荷物を片付ける方法についてお伝えします。

子どもが独立したけれど空き部屋に荷物が置きっぱなしに!?

ある調査によると、子どもが独立したものの、かつては子供部屋だった空き部屋には荷物が置きっぱなしになっていて、それが邪魔だと思う親世代は50%以上だそうです。

しかしながら、子どもの住宅事情のことを思えば、「引き取ってほしい」とは言い出しにくいのが現状のようです。

 

子どもは意外と気にしていないもの

 

子ども世代は、進学、就職、結婚と続く人生の中で、正直言って自分の荷物を片付ける暇がなかっただけかもしれません。

親世代が正直に「この部屋をすっきりさせたいから、必要なものだけをまとめてくれないかしら?」と言ってみましょう。

親は遠慮があって言い出しにくいものですが、子ども世代は不要品の仕分けや片付けをするのがめんどくさかっただけで、片付けてほしいと親から切り出されたことなど気にしていないものです。

「衣装ケースに2個分くらいにまとめてくれると預かってもいいわよ」などと、具体的な案を親から出してみましょう。

子ども世代は独立しても「この部屋は自分の部屋」と思っていて、何を置いていてもかまわないものと、コンテナルームのように思っているようです。

親がはっきり伝えることで、きっと片付けてくれるはずです。

子どもの荷物が置きっぱなしで困ること

空き部屋が有効利用できないのも悩みの種の一つですが、長い間本や衣類、段ボールなどをそのままにしておくと、カビや害虫、ニオイが発生します。

湿度が高い部屋や押し入れに置かれた段ボールや本は、チャタテムシやゴキブリのすみかになりかねません。

また、衣類を清潔な状態で保管していても、繊維の奥深くに入った汚れや洗剤のカス

が原因となり、カビが発生することがあります。

その他、靴やカバンなども箱に入れてきちんと保管していたつもりでも、ベタついたり

カビが生えていることがあります。

親世代は衛生面でもこまっているということを、子ども世代にアピールすることも必要です。

 

子ども世代が実家に預けているものは?

 

具体的に子ども世代が実家に預けているものは、本、洋服やカバン、靴などのほか、コレクションや思い出の品物、スポーツ用品や楽器、仕事道具、布団などです。

物は経年劣化します。登山靴やトレッキングシューズなど普段はかない靴などを数年ぶりに履いてハイキングや登山に出かけて、途中でカカトが外れてしまったといったこともあるようです。

子どもが帰省した際に、実家に置かれた古い物品から処分してもらうように言いましょう。

子どもの荷物を片付けるには

置きっぱなしの荷物の問題を円満に解決するには、子供が荷物を引き取るか、処分するのがベストです。

独立して子供の生活が落ち着いた段階で荷物について話を向け、帰省する際に荷物を徐々に片付けていくよう促しましょう。

本人が愛着があって捨てたくないものは、持ち帰ってもらうのがベストです。

子世代の住宅事情により再度実家で預かる場合は、厳選してコンパクトにまとめてもらいましょう。

 

一部屋丸ごと片付ける場合はプロに依頼する方法も

 

本や衣類、趣味のスポーツ用品や家具など、量がかなりある場合は、プロの手を借りるのも一つの方法です。

一部屋の片付けをプロに頼む場合は、35,000円ぐらいの予算が必要ですが、処分品の仕分け作業や不用品の回収及び処分などに関することがストレスなくすすめられます。

また、楽器やバイクなど趣味の物品は、買取可能な場合もあります。

子どもに相談して片付けましょう!

子供が実家に置きっぱなしにしている荷物とはいえ、親が勝手に処分すると、あとでトラブルになる可能性もあります。

「終活も兼ねてどの部屋もスリム化したい」とか、「部屋を広くしてストレッチやヨガルームとして使いたい」など、本音を子世代に伝えましょう。

子どもに理解してもらうことで、空き部屋を有効利用できます。

様々な理由で、子世代が忙しく、いるものといらないものの仕分けができないなら、絶対にいるものだけを選んで、とりあえず一つにまとめてもらいましょう。

「他のものは処分してもいいね」と念を押して、家庭ごみとして出せるものは処分してあげましょう。

 

価値観の違い

 

夫婦であっても親子であっても価値観は違います。

子どもの頃のおもちゃや制服にこだわりがあったり、クラブ活動で着ていたユニホームが

捨てられないこともあります。

どう見てもゴミとしか思えないものも、本人にとっては大切なものかもしれないので、必ず本人に確認してもらいましょう。

親世代はどんどん年老いていき、子ども世代の持ち物の管理までできないことも伝え、帰省の際には、預かっている物品の虫干しをすることなども約束しておきましょう。

まとめ

子どもたちが何気なく実家に置いたままにしている荷物に、ストレスを感じている親世代は意外と多いようです。

本や衣類、趣味のスポーツ用品や楽器、家具などがかなりある場合は、一部屋丸ごと片付けのプロに依頼する方法もあります。

その際は、あとでトラブルが起きないように要るものは本人に選んでもらい、保管してから「かたづけや本舗」へご連絡いただけると、責任をもって片付けさせていただきます。

※写真はすべてイメージです。実際とは異なる場合があります。

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