空き家になった実家。費用を抑えて片付けるには。

2020年12月4日更新

親が亡くなってからずっと放置したままにしている空き家など、そのままにしていませんか?

「思い出が詰まった実家をなかなか片付けることができない」「家財道具や物がたくさんあって片付けるのが面倒くさい」など空き家の片付けに取り掛かれない理由は様々です。

空き家を片付けたいけど、どんな手順で進めていけばよいのか?業者に頼んだ場合のメリットは?などの疑問をわかりやすく説明していきます。

空き家を片付ける計画および手順

空き家を片付ける手順は以下になります。

 

①片付ける日程を決める

いつ片付けるかスケジュールを決めます。お部屋の広さにもよりますが、一日では終わらないので何日か予定を取ります。重たいものを運ぶ場合は、一人では難しいので誰かに手伝ってもらうと良いでしょう。

 

②必要なものと不用なもので分ける

手元に残しておくものと処分するもので分けましょう。

思い出の品、まだ使うもの、形見分けするものなどは必要なものとして取っておきます。

 

③不用品を処分する

不用品としてゴミに出す、買取業者に買い取ってもらう、フリマサイトに出すなど。

自治体のゴミ収集に出す場合は、自治体ごとの収集ルールを確認しましょう。

 

④清掃する

片付け終わったら、綺麗に清掃します。

汚れがひどい場合は、清掃業者に依頼するのも良いでしょう。

 

空き家の片付け費用を安くするためには?

空き家の片付けを進めるにあたって、市区町村によっては「空き家片付け費補助金制度」や「空き家対策補助金」という制度がある場合があります。

 

空き家片付けの補助金の額は自治体によって異なりますが、費用の上限は10万円が多く、かかった費用の1/2の額か、10/10の補助額のどちらかの場合が多いようです。

 

この補助金制度を利用することで費用の負担が減るケースもありますので、市町村などの地方自治体に確認してみましょう。

 

個人で片付け作業するには覚悟と時間が必要

 

空き家の片付けを個人でやろうと考えている方もいいらっしゃるのではないでしょうか?

家の大きさにもよりますが、一軒家丸ごとを片付けるには、数か月~年単位になるかもしれません。

 

燃えるゴミ、燃えないゴミ、危険物、粗大ゴミ、など自治体のゴミ分別ルールに従い細かく分けていきます。

 

家電や家具などの大きなものの処分費用も自己負担となります。

持ち家の売却までに時間がかかると、税金や維持管理費を支払う期間も伸びてしまいます。

 

遠方に空き家があった場合は、毎回の交通費もかかり、細々とした費用はどうしてもかさんでしまいます。

 

荷物の多い家では4トン車2~3台の廃棄物が出ることも多いようです。

100袋以上のゴミを、ゴミ回収日に合わせて出すという作業も、大変な労力と時間を使うことになるでしょう。

 

個人で空き家の片付けをすると、費用は業者に頼むより抑えられるかもしれませんが、大変大きい労力と時間を費やすことになります。

 

個人での片付けが大変な場合は、片付け業者に頼みましょう。

個人での空き家の片付けの大変さをお伝えしましたが、片付け業者に依頼すると、以下のようなメリットが得られます。

 

・短時間で片付けを済ませられる。

・家具などの重たいものを運ばなくてよい。

・不用品の買取が可能な場合がある。

・空き家になった家のことなど相談ができる。

 

部屋数が多いほど金額もかかるわけですが、片付けの大変さも比例していきます。

業者に依頼すると数時間から一日で空き家の片付けが終わるので、かなりの時短になります。

個人で片付けをする場合の負担の大きさを考えると、業者に任せる方が賢明と考える方も多いようです。

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※写真はすべてイメージです。実際とは異なる場合があります。

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